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消防最前線

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火災

関越自動車道関越トンネルの車両火災
利根沼田広域消防本部(群馬)
当本部は、群馬県の最北端に位置し、新潟・福島・栃木の各県との境には谷川岳、日光白根山、赤城山などの山々がある。また、関東の奥座敷水上をはじめ猿ヶ京、老神の各温泉、水芭蕉で有名な尾瀬ヶ原を有しており、首都圏の水がめとなっている北部のダム群は関東平野を潤おし、太平洋に注ぐ利根川など観光資源に恵まれている。管内面積は、一七六五・七五?qと広大で、その八六・三%を森林が占めている。
一 消防体制は、一市、二町、六村で構成、一本部、四消防署、消防職員二二九名が一〇一一〇〇〇余人の防災の責務に当たっている。
ここに紹介する火災は、昨年五月、道路トンネルとしては日本最長の一一、〇五五mの関越トンネルを、大型トラックが炎上しながら約三・五?q走行、トンネル出口のパーキングエリアに駐車中の大型トレーラー等に衝突し、トラック三台を焼損したほか、運転手が死亡した事例である。
一 火災の概要
(一)出火日時
平成七年五月三一日二時三五分ごろ
(二)覚知日時
平成七年五月三一日二時四七分
(三)覚知区分
道路公団新潟交通管制室専用電話
(四)発生場所
利根郡水上町大字阿熊川一、〇四三
関越自動車道関越トンネル内上り線一四九・六KP付近
二 出動車両及び人員
消防隊(化学車・タンク車・ポンプ車) 一五隊一〇〇名
救助隊(救助工作車) 一隊四名
救急隊(救急車) 一隊三名
三 出火原因
不明(推定エンジン部の過熱)
四 死亡原因 一酸化炭素中毒(県警鑑識課)
五 関越トンネルと消防用設備
首都圏と新潟県を結ぶ関越自動車道は、昭和六〇年一〇月に谷川連峰を貫く延長一〇、九二六mの対面交通トンネルとして開通、平成三年一〇月には上り線が開通し、わが国最長の一一、〇五五mの道路トンネルが完成した。トンネルにはTVカメラが約二〇〇m間隔で設置され、二四時間体制で監視している。また、火災検知器が二五m間隔、消火栓と消火器が約五〇m間隔、天井面には水噴養ノズルが約五m間隔に設置されているほか、全国波の無線ケーブルも施設されている。
六 事故概要
関越自動車道・関越トンネル上り線一四九・六KP付近で、後続の大型トラックの運転手が運転席付近から煙を吹き出し、トンネル左側壁に接触を操り返す車両を発見。クラクションを鳴らしながら追い越し、運転席の状況を確認したところ、運転手は頭を下にしたまま動かない状況であった。運

 

 

 

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